ピンクマーブル




『私は吹奏楽。
 灯梨ちゃんは
 チアガールだって。』


『お前チアガールやんの!?』




聞いてくると思ったよ。
天佳。


事前に予測していた私は
用意していた
台詞を言った。




『いいでしょ!別にっ
 私だってチアガールできるもん!』


『べ、別に悪いなんて
 言ってないけど…』


『え、そ、そう?
 ごめん……』




あれ?珍しく
天佳が引いた?

な、なんか調子狂うな…。


気を紛らわすために
私は口を開いた。




『そういえばさぁ…』