部屋の中は本当に
スウィートの様に
綺麗だった。




『わぁ、本当に綺麗!』




これならあの
なんとかクラスも
悪くないかもね!


私は、怒りと共に
凜と同室なのを
躊躇っていたのも
忘れてしまった。




『キレイだろ?これから
 三年間ずっと
 ここで過ごせるんだぞ?』


『うん!すっごい嬉しい!』




そう言いながら
凜の方を振り返った。


私の言葉を聞いた時の凜は、
とても優しい顔で笑った。


自分で言うのもあれだけど、
まるで…愛しい人を
見る様な顔だった。