ピピピピ・・・

「司、熱何度だった?」
優しく聞いてくる萌香。
たまらなく可愛い。

「36度8分。だいぶ下がってきたな」

「よかったね!
もう少しだね、がんばろ!」

萌香は、笑ってるところが可愛い。

だから、笑わしてやりてぇと思う。


だけどそれは―――・・・


僕の役目じゃなくなる。

このまま何も言わなければ、一生愛してくれる。

だけど――――――・・・