次の日。

僕は、夕食の買い物に出かけた。
「えーっと・・・牛乳に・・・ルーに・・・」
今日はカレーにするって萌香が言ってた。
カレーの材料の買い出し・・・。


「えと、カレールーに・・・」


ん?
この人も、今日カレーか・・・

あ゛あ゛あ゛!!!??

こいつ・・・


「あ゛、青山・・・司・・・!?」


葉月・・・裕貴・・・。

見事にバッタリ会ってしまった。
・・・気まずい雰囲気。

その空気を和ませたのは、葉月だった。


「・・・も、萌香と・・・よかったな。
幸せになれよ」


・・・なんだこいつ。
つらそうな顔してそんな事言いやがって。
ああ、確かによかったよ。
萌香が付き合ってくれてな。

「・・・お前が告っても、萌香はOKしてたと思う」

「・・・え・・・」

たぶん・・・て言うか絶対。
僕じゃなくて、葉月が萌香に先に告ってても・・・
萌香は絶対OKした。

「だから・・・まだ気抜けねぇ」

僕はそれだけ言って帰ってきたんだ。