月の夢

好きなことを書いたほうがいいという言葉のあとで、

あたしのことを書きたいと言うのだから、

これはさほど飛躍しすぎているというわけではないはず。

「そう受け取ってもいいよ」

照れているのか曖昧に笑う。

「返事はすぐじゃなくていいから考えておいて」

「……うん」

小さくうなずく。

胸が早鐘を打って止まらない。

告白の言葉なんて生まれてはじめて聞いたものだから、

どう反応していいのかも分からない。