帰ってくると、やけに上機嫌であった。それほど大漁だったのかと僕は期待を膨らませた。魚は僕の大好物だ。 見てみろと誇らしげにクーラーボックスの中を見せる父。 母は生きがいいわねと感嘆している。しかし、僕の顔は真っ青になっていた。決してクーラーボックスの冷気のせいではない。ボックスの中は緑一色だった。