「…。」

スケッチブックは
全部、埋まっていた。

いつの間に…

と思いつつも、悲しくなる。

「やっぱ、あたしは絵を描いちゃーいけなかったのかな…」


呟いた瞬間、涙が溢れそうになる。





「…バカか!」



…え?



突然聞こえてきた声。

その声に驚き、振り返るとそこには──