priere (プリエール)

突然のことに呆気にとられ



キーホルダーを握りしめたまま、呆然とその場に立ち尽くす私



しばらくして、ハッとした



何で私の名前知ってんだよ!?



私はアイツを知らない・・・



まったく見覚えない





知らないアイツから渡されたキーホルダー



それはマスコットがついているわけでもなく



機能を重視したものでもない



雫の形をした



淡いオレンジ色の水晶のようなものがぶらさがっていた



キレイ・・・



こんなもの私がもらっちゃっていいのだろうか?



それは何故かとても大切なもののように感じた