悠久と別れた私は
何も手につかず
ピアノの前で抜け殻のように
ただ時間を過ごす毎日を送っていた
何度も悠久に電話をかけようとしては携帯を開き
発信ボタンを押すところで踏みとどまる
『やっぱり別れたくない』
この想いを伝えたいけれど
伝えたところで
悠久の気持ちは変わらないことはわかっていた
あの日の悠久のあの瞳は
揺るがない強い想いを秘めていたから
何も手につかず
ピアノの前で抜け殻のように
ただ時間を過ごす毎日を送っていた
何度も悠久に電話をかけようとしては携帯を開き
発信ボタンを押すところで踏みとどまる
『やっぱり別れたくない』
この想いを伝えたいけれど
伝えたところで
悠久の気持ちは変わらないことはわかっていた
あの日の悠久のあの瞳は
揺るがない強い想いを秘めていたから

![トキヲコエテ [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.763/img/book/genre1.png)
