一人屋上に残された私・・・





「もぉー。クラスもわかんないのに、これじゃー連絡取り合えないじゃん!」







私は一息ついて、辺りを見渡した







昨日とは一転した状況に戸惑いを感じながらも



『もしかしら』



というほんの少しの期待感にも浸っていた





でも・・・



やっぱりインチキだよね



現実にそんなこと



ありえるはずがない





バカげた期待はするもんじゃないと自分に言いきかせる







だけど・・・





そこには死のうとする私の姿は





もう





なかった