「貴女は悪くありませんよ」


耳に届くジョセフの言葉。

私は目を開けた。



「寧ろ、そう思える貴女は実に賢いと思います。」


続く言葉を頭の中で復唱し、驚きの余り食い入るような眼でジョセフを凝視する。