「っん…!?」 “カラン”と口の中に何かが入ってきた。 ちゅ とリップ音がして唇が離れる。 口の中には 甘いぶどう味とキシリトールのひんやりとした感じが広がる。 「なにこれっ」 「あめだよ。あめ」 「そのくらいわかる!」 「お前喉痛いだろ?だからのど飴あげたんだろ?」 気づいてくれてたんだ。 「じゃなくて!!なんで口移しなのよ!!」 「ん?口移しだけじゃ足りないの??」 そう言って再び唇を重ねようとする。