君に…

『ふぅ。着いた』

着いたのは工事現場だけど眺めがめっちゃ綺麗なあたしのお気に入りな場所。

「まじ眺め最高じゃん。すげー」

『ふふっ。でしょ?あたしのお気に入りの場所なの』

ぎゅっ

いきなり雅玖の香水の匂いがする。

「ここなら誰もこねぇから安心だな。ずっと薫にこうしたかった」

『…雅玖』