君に…

「へぇ〜。この辺来たことねぇな」

あたしん家に着くまで雅玖はあたしの鞄をずっと持ってくれてた。

『そうなんだ』

「薫早く鞄置いて来いよ。この辺で話そうぜ」

『うん。分かった』

あたしは急いで家に帰り鞄を置いて雅玖のとこに行く。

「なぁ。この辺であんま人がこない所ない?」

『ん〜とあるっちゃあるよ。工事現場だから全然人来ないし』

「ならそこ行こっ」