金髪の君*完結




(おめぇなんかいなくなればいい。)


鋭い痛みと共に、首筋に残った噛み傷。


(しゃい!藤森くん!!)

(ハハ…)


名字で呼んだ時の泣き出しそうな悲しそうな瞳。


(あお…勝った)


肩で息をし、抱きしめる彼の温もりと匂い。


(また付けてやろうか?
今度は隠れねぇところに。)

(痛くしねぇ…)

(何?
まだたんねぇの?)


ニヤリと意地悪そうな笑顔を向ける彼。


(あおにはそんなことして欲しくねぇ。)

(早く俺に追いついてこい。)


頬を優しく撫でる手。




(--色っぽい…)


輝く金色の髪、ハンドルを握り煙草を吸う彼。


(こいつ俺んだから。
さっさと失せろ。)

(キスマーク以外ならいいんだ?)


水着にキスマーク。

海で唇の端にキスをされた。


(なぁ、あお…
何があっても、他の奴のとこ行くんじゃねぇ。)


真剣な眼差し。


(不細工な面してんじゃねぇよ。次行くぞ。)

(お前はすぐいなくなるから手ぇ繋いどけ。)


大きくて細い指。


(--んんっ…ふぁ…)


再会して、初めてのキス。



白い天井を見ながら思い出す心との思い出。