「かずくん、肋骨治ったの?」
心の笑顔にやられた私は、顔が赤くなっているのを隠すために俯いた。
俯いたまま話しかける私に
「いや」
心の声が頭上から聞こえた。
「えっ!?治ってないのに退院なの?」
勢いよく顔を上げた私は、再び交わった視線に、心は視線を逸らすことなく私を見ていたことに気付いた。
「あぁ」
「それって平気なの?」
「あんな傷で入院する必要ねぇ。」
淡々と答える心に
「しんちゃんが肋骨折ったら、無理矢理入院させてあげるね?」
微笑みながら言うと
「へぇ、やれるもんならやってみやがれ。」
意地悪い笑顔を見せた。
--あぁ、しんちゃんの笑顔好きだな…

