「--未来…」
麻酔でまだ目を覚まさない一樹の手を、心配そうに握る未来に声をかけた。
「ん?」と言い一樹へ向けていた視線を私に向けた。
「--何が、あったの…?」
恐る恐る聞く私に、未来はビクッと肩を上げた。
動揺する未来の顔は真っ青で、ガクガクと震える姿を見て何かがあったのはすぐに分かった。
「--ぁ…、あの、ね…」
震える声を振り絞る未来は、視線を泳がせている。
「た、だ…の、事故だ、よ?」
疑問形にした言葉に説得力はなく
「ここ、特室だよね?
未来ん家がお金を払ってるんじゃないの?」
憶測を口にした--…

