金髪の君*完結


エレベーターに乗っても口を開かない心に


「かずくん、大丈夫なの…?」


今度は取り乱すことなく、話かけた。


「あぁ」


心の返事に体中の緊張が解けた。



「はぁ、よかった。」


安堵の溜め息をはいた私を、横目で見ていた心。


「左足骨折、全身打撲。」


再びチンッと音がなり、目の前のドアが開くのを見ていた私は


「--えっ!?」


ドアから心へ視線を向けた。


「それって大丈夫って言うの!?」


驚く私に


「あぁ、軽傷だ。」


ケロッと言う心。