金髪の君*完結




「--ちっ…」


美穂に逃げられた銀は、頬を摩りながら舌打ちをし視線を向けている生徒達を睨み付けた。
バチッと目が合った私と銀。
眉間にシワを寄せ睨んでいた銀は目が合うと同時に笑顔に変わった。


「葵ちゃーーーん!
美穂に逃げられた、かまってぇ~!」


2つ隣のソファーから勢いよく飛びついてきた銀に


「あいです。自業自得です。」


と切り捨てた。


私が座っているソファーにつく前に切り捨てられた銀はガクッと頭を垂れた。
冷たかったかな?と思ったが、今優しい言葉をかけたら飛びつかれそうなので声をかけることはなかった。


「銀!手伝え!」


いじけている銀にクラスメートの男子が声をかける。
ボーイの格好は制服のまま。
制服はブレザーにネクタイのためそのままで格好でやることになった。
けど、クラスメートの顔を覚えていないとお客様と間違えそうだ。