金髪の君*完結




「あおちゃん大丈夫?」


頭上から一樹の声が聞こえたが答える気力すらない。

未来に揺らされ続け数分後…

ベッドに再び沈んだ私と、床で意識を失っている銀。
銀に何があったのか知らないが、美穂が何かしたことは見なくても分かる。


銀のことを気にかけるほど余裕がない。


--気持ち悪い…


酔った私はベッドで横になっているとアッキーが水を持ってきてくれた。
水を飲み少し気持ちが楽になった私はアッキーにお礼を言ってから


「未来、めでたいって何?」


一樹に叱られ部屋の隅でいじけている未来に声をかけた。
話をかけられ俯いてた顔を素早く上げた未来。
長年一緒に居て未来のご機嫌をとるのはおてのもの。


「おめでたはおめでたなの!?」


案の定、笑顔で駆け寄ってきた。