「なんで、言わねぇの?」 鋭い視線を向ける心に 「--ぅ…あの、その…」 口ごもってしまった。 「まぁ、今更だしな。 さっき一樹が言ってたが、俺達は強くなった。 今回は頼ってこい。」 「---いいの…?」 答えの代わりに笑顔を見せた心にドキッと胸が高鳴った。 心は腰を折り、ベッドに座っている私の耳元に口を寄せ 「お前は俺に守られてろ。」 囁いた。