金髪の君*完結




若田と会ってから半月、心は無事に退院した。


安心しきっていた私は若田を甘く見ていた。


「--しんちゃん!どうしたの!?」


朝登校して来た心の顔は赤く腫れ、青い痣や切り傷があった。


「あぁ、顔面から階段落ちた。」


嘘だとわかる言い訳。
その場はとくに聞かなかった。


"彼氏さん顔面の調子どぉ?"


若田からのメールに若田への怒りが膨らむ。


心を問い詰めても"大丈夫"の一点張り。
若田に止めるように言っても"知らねぇ"の一点張り。

その日から一ヶ月に一回、心は顔に痣を作り学校へ登校してきた。

その傷を見る度にまだ諦めていないと言われているみたいで心へ罪悪感を感じた。