「その顔そそるね。」
「--わか、れたくない…」
「じゃぁ、今から仲間連れて病院行ってくっかなー」
「---ゃめ…」
「じゃぁ別れな。」
「……半年」
「はぁ?」
「半年私に時間をください。」
流れた涙を拭い、男の目を見て言い切った。
「へー、いいぜ。」
男は紙を私に渡し「ぜってぇ連絡してこい」と言い車で去っていった。
「---っ…」
次々流れる涙を下唇を噛み堪える。
--半年…
半年の間に解決策を考える。
男が諦めてくれるのを期待して…
受け取った紙を見ると男の名前と携帯番号、メールアドレスが書いてあった。
"若田 健吾"
この日初めて嫌いな人間ができた。

