金髪の君*完結




十月の中旬、夜は冷え込み制服のブレザーを着ていても肌寒い。


「--さむっ…」


「あれ?俺があげたブランケットは?」

「うん、ちゃんとあるよ。」


手提げのバックからブランケットを取り出し見せると


「貸して…?」


私の手からブランケットを取り


「あ、ありがとう…」


私の肩に掛けた。
彼が私の15歳の誕生日にくれた水色のブランケット、ブランケットの隅には小さな桜の花びらが刺繍されている。
このブランケットは私達が出会った時のあの空、あの桜を示しているよう。


(あおは絶対に気に入る!)


と断言し包装されたプレゼントを渡した心の顔は自信に満ち溢れていた。
もちろん、彼の断言通り気に入った私は毎日持ち歩いている。