金髪の君*完結




「あおー!!部活終わった!」


体育館の端で座り込み、心の部活が終わるのを待っていた私に心は駆け寄る。


「お疲れ様。」


心に笑顔を向け、手に持っていたタオルと水筒を渡す。


「サンキュー!」


水筒を脇に挟み、タオルで汗をかいた顔を拭く。


「着替えてくるから待ってて。」


「うん。」


心は私の返事を聞くと、走って体育館を出ていった。


「ふふっ」


走り去った心の背中を見て、自然と出た笑み。
十月に入り、肌寒くなった季節。
膝にかけていた水色のブランケットを畳む。


心と付き合いだして二年と六ヶ月。


入学当初は心と付き合っていることに反感を買いいろいろあったが、こんなに長く付き合っている私達はいつの間にか全学年中の憧れの的らしい。