「----へっ…?」
思いもしなかった彼の言葉に驚き外していた視線を戻した。
心の瞳は嘘をついていない。
「ほ、本当…?」
「あぁ」
「ホントの本当?」
我慢していた涙が溢れた。
「あぁ
俺が着いた時は寸前で、あいつは俺に一言言ってからいなくなった。」
「えっ…」
「だからお前は何もされてない。」
「あいつは!?あいつは何を、しんちゃんは何を言われたの!?」
涙は一気に引き、血の気も涙と一緒に引いた。
心の両腕を掴みまくし立てる。
「お前は気にすることじゃねぇ。」
心は私の手を腕から離し、頬をそっと撫でた。
「あおちゃん…」
「---かずくん…」
心の後ろから聞こえた声に、体を動かし主を見る。
そこには真剣な顔をした一樹が立っていて
「もう二年も経った、そろそろ本当のことを話してほしい。」
そう言い、未来の手を引きベッドに近寄ってきた。

