金髪の君*完結




(最低だな。)


(……)


私の横を通り過ぎ、去って行った彼の瞳は冷たく冷え切っていた。


---これでよかったんだ…


体中を蝕む淋しい感情。

涙が瞳から溢れ頬を伝い流れる。


涙を拭うこともせずに、走り続ける。


(はぁ、はぁ…)


後ろを振り返る…


---逃げなきゃ…


--早く、早く…


-あいつに見つからない場所へ。