その声にビクッと肩を震わせたが ---なんなの… 「離して!!!私に触らないでっ!」 目の前にある心の胸板を両手で押し返した。 突然の出来事に目を丸くし驚く心を睨みつけ 「もう私に構わないで!!」 心に背を向け、岩場へ向かって泳ぐ。 高い位置にある岩場を有りったけの力でよじ登り、その場を後にした。