彼の腕の中で彼の鼓動を聞いていると、誰かが立ち上がり離れて行ったのが気配で分かった。
きっと、さっきの茶髪さんだろう。
「ホッ」と息を吐く。
あの時心が来なくて、茶髪さんに何かされていたのかもしれないと思うと体が震えだした。
震える私を抱きしめる腕に力が入ったのを今度ははっきりと分かった。
彼の匂いや温もり、鼓動に包まれ安心し徐々に震えも治まってきた。
震えも治まり、裸に近い姿で抱きしめられていることに恥ずかしさが込み上げてくる。
恐怖し、血の気が引いていた体は血が沸騰したかと思うほど熱くなった。
恥ずかしさが限界に達し、背中にある腕を離す。
腕を離ししばらくすると、抱きしめられていた腕が離された。

