金髪の君*完結




触られた瞬間、体中にゾワゾワと鳥肌が立つ。


--気持ち悪い…


思い出すのは体育館裏で告白された時の出来事。
体は拒否反応を起こし、怖くて声が出ない。
腕を掴み手を背中から前に出し、手の中にある日焼け止めを取られた。


「ねぇねぇ、名前なんて言うの?
俺ねぇ~---」


茶髪さんは一人で何か話しをしているが、恐怖で震えている私の耳には届かない。

俯いていると茶髪の人の手が視界に入り、日焼け止めのキャップを外し手の平に出しているのが見えた。


--もうダメだ…


目頭に溜まる涙で視界が歪んで見える。


「じゃぁ、塗るよ~」


見えていた手は視界から無くなり、腕を掴まれビクッと体を震わせる。
次に来るであろう感覚に恐怖し、目を閉じ歯を食いしばる。