金髪の君*完結




「あ?」


「う、腕離して…」


目を逸らしているが目の前には心の胸板。
心臓が暴れすぎて止まってしまいそう。


--近すぎて鼻血が出そう…


「離してぇ」と思うが離さなくてもいいって思うのは自分の欲望。


腕を掴む手が緩み、寂しい気持ちになる。


「---っ…」


手が離れると同時に耳を掠めた生暖かい風。


それか息だと気付いたのは


「抱きしめてやろうか?」


と言った後に「フゥ」と息を吹きかけられたから。


「ひゃぁっ」


慌てて耳を抑える。