「はぁ~まじヤバイ…
--いてぇ!」
ボーッと砂浜を歩きながらたまに同じ言葉を発する銀は、鼻血が止まって復活してずーっとこの調子。
美穂は理由が分かっているのか、言葉を発するごとに頭を叩いている。
私の前を歩くアッキー・一成ペア、未来・一樹ペア、美穂・銀ペア。
皆それぞれ笑いながら話を楽しんでいる。
私はそんな皆を砂浜に流れ着いたワカメや昆布を蹴りながら見ている。
「---あっ…」
「うぉ!わ、ワカメ…?」
強く蹴ったワカメが前を歩く銀の背中にベチャッと音をたて、張り付いた。
銀にばれないように、視線を海の方にずらす。

