「あーもう!苛々する!!」
美穂は持っていた包丁で目の前にある人参を力いっぱいぶった切った。
「み、美穂ちゃん…危ない…」
引き攣った笑みを浮かべるアッキー。
視線の先には美穂が握りしめている包丁。
「あっ、ごめん!」
「うん、じゃぁその人参よろしくね。」
アッキーが指差した先には真っ二つに切れた人参。
「イエッサー!!」
美穂は敬礼をし、人参を手際よく切りはじめた。
「美穂って家庭的なんだね。」
美穂が野菜を切っている横で玉葱を炒めながら話かける。
「よくオカンと一緒にご飯作るから。」
そう言い美穂は笑った。

