沈黙を守る私の耳に
「やっぱ海の家の焼きそばだよねー!
あっ、あとかき氷!!
練乳たっぷりのいちごミルク!」
喋りまくる未来の声が聞こえた。
---私も昔みたいに沢山話がしたいな…
未来と一樹のやり取りを羨ましく思う。
「--っで?」
「えっ?」
「何?」
心に話し掛けられ、泳いでた視線を心に向けた。
目が合った瞬間に反らされ、前を向き車を発進させる。
煙草の先にたまった灰を手を伸ばし灰皿に入れた。
灰が無くなった煙草を口元に持って行き再び吸う。
煙草の煙をはくと一瞬だけ私を見たがすぐに前を向く。
「早く言え。」
有無を言わせない言葉にドキドキと心臓が暴れだす。

