金髪の君*完結




まだくっついていない2人の会話を聞きながら外の景色を見る。


「はぁ…」


繰り返し車を見続け1時間経過したが、外を眺めているだけでさすがに飽きた。
緊張し、暴れる心臓は時間が経ち落ちついた。


---会話に参加しようかな…


窓から視線を外し、俯く。
両手を太股の上でグッと拳を作り、意気込む。
深呼吸を何度か繰り返し、顔を上げる。
顔を上げた勢いで横を向くとバチッと彼と目が合った。


目が合いドキッと高鳴る心臓。
目を反らそうとするが、心の漆黒の瞳に吸い込まれ反らせないでいる。


少しの時間、見つめ合っていると


「ちょっ、ま、前見て前!!」


運転中だと気付き慌てて声をかけた。