−−−−−−−−−−−−−−−− (ねぇ、俺と付き合わない?) 桜の木の影で寝ていた彼がジッと私の目を見つめる。 綺麗な顔立ちの彼に見つめられ、顔が赤くなるのを感じた。 (ねぇ?聞いてる?) (えっ…?) (だから、付き合ってって言ったの。) 横になっていた彼が体を起こし私の前にしゃがみ込む。 (付き合うって… 今日初めて会ったんだよ?) (別に初めてでもいいじゃん。) (でも、貴方のこと何も知らない…) 漆黒の瞳に吸い込まれそうでそっと顔を俯かせる。