金髪の君*完結



「あっ、飲みやすくて美味しい…」


口に広がる甘味。
お酒の味がしなくてジュースみたいで美味しい。


コクコクと喉を鳴らしお酒を飲む。


「他にも種類が沢山あるから試しに飲んでみてね。」


隣に座っているアッキーがテーブルを指す。
お酒に集中していたみたいで、いつの間にかテーブルの上には10個程のグラスが置いてあった。
グラスの中に入っているカラフルな液体。
グラデーションの物やジュースじゃお目にかかれない色の物、果物が付いている物まである。


「きれぇー。」


お酒に目が奪われる。