「なんか、居酒屋みたい…」
「普段はこーゆー料理はださないんだ。
今日は、特別に食べやすいものを作ってもらったの。」
レトロ風な店内は高級な感じで、馴染みのあるメニューに驚きポロッと言葉が出た。
「美味しい!」
料理は全てが美味しくて笑顔になる。
そんな私を嬉しそうに見るアッキー。
「お待たせ〜!」
トンッと音が鳴り、料理から音の主に視線を向けた。
−−ん?ジュース?
オレンジ色にも見えるピンク色のジュースを手に取る。
「あっ、カシスオレンジだ。」
「カシスオレンジ…?」
「うん。」

