金髪の君*完結



「葵ぃーー!!」


小さな声で威嚇する美穂。
そんな美穂を見て笑顔になる。


「フンッ!!
いいのかなぁ〜いいのかなぁ〜。」


「えっ?何が…?」


「フフンッ…

あーおーいーのくーびーに、キース−−フゴッ「だめぇーーー!!!」」


大声で叫び出した美穂の口と後頭部を抑え、叫んだ。


突然叫び出した私達に、クラスメートは驚き見ている。
私の前には、口を抑えられ苦しそうな美穂。


心の方に顔を向けると、バチッと目があった。
心は目を反らさずに、首筋を人差し指でトントンと叩きニヤッと笑った。


「−−−っつ…」


−−−バレ、た…?


心から視線を外し、俯く。