「はぁ、笑わないで…」
溜め息を吐き、顔を隠す美穂。
「−−−付き合ってる。」
手で顔を隠しているから声は小さかったが私の耳には届いた。
「きゃー!おめでとぉーー!!」
予想はしていたものの、本人から聞くと興奮する。
机越しに美穂の頭に抱き着いた時に、「グェッ」と美穂の声が聞こえた気がしたが気にしない。
「あ、おい…ぐ、る、じぃ…」
胸元から聞こえる美穂の声、余程苦しいのか私の背中を手でバシバシ叩いている。
「あっ、ごめんね?」
体を離し、席に座る。
前にはむせている美穂の姿。
−−やりすぎた…?

