金髪の君*完結



「ごめん、待った?」


美穂は私の前の椅子を引いて座る。


「ううん、大丈夫だよ。」


頭を左右に2・3回振り、美穂を見る。


「そう?
ちょっと待ってて、何か頼んでくる!」


隣の席に置いてある鞄から財布を取り出し、席を立つ美穂。
レジに向かった美穂を目で追う。


−−元気そうでよかった…


レジに向かった美穂から視線を窓の外に向ける。


今日は月曜日、学生の姿は殆どなくスーツを着たサラリーマンが目につく。


急ぎ足で駅へと向かうサラリーマンを目で追っていると、視界の隅で美穂が席に座るところが見えた。