金髪の君*完結



−−痛い…


「葵ちゃん…
ご、ごわい゙ぃ゙ぃぃ〜。」


私の腕に絡み付き半泣きのアッキー。


「ふんっ!
なんで私が試合見なきゃなんないのよ。」


パイプイスに座り足と腕を組み堂々としている美穂。


「素直じゃないなぁ…」


溜め息を吐き、呟く私の視線の先には美穂。
美穂は毒を吐くが、チロチロと銀を目で追っている。


そんな私達を見る女子生徒達の視線。


批判する声が聞こえ、心が痛むが美穂と銀のために我慢する。



ピィーーーーーー!



そして後半が始まる笛が鳴る。