金髪の君*完結




「えっ?
行っちゃうの?」


「うん。
心達も帰って来ないと思うし、周りから見られるのも好きじゃないしね。」


「あぁ〜だね…。」


周りを見ると、一樹を一目見ようと集まっている女子生徒。


「だから、避難するね。
リレーには間に合うように帰ってくるから。」


私の頭をポンポンと軽く叩いた後、笑顔で手を振り「羽山さん達もまたね」と言って、去って行く一樹に手を振り返す。


私の隣では

「ばぁーい!」

「リレー頑張ってください!」

1年のリレーから視線を離さないで返事をする美穂と、何故か同級生に敬語で話すアッキー。


周りからは私の批判の声と悲鳴の声が聞こえたが、聞こえないフリをした。