顔の手当てをしにテントに向かった心と銀を一樹と一緒に見送った。 「毎年、あの2人は体育祭でぼこぼこになるんだよ。」 「毎年?」 「うん。 だって足が拘束されてるでしょ? だから避けれるパンチも避けるないわけ。」 ケラケラ笑う一樹は「だから殴られる前にリタイアした。」と付け加えた。 「女に生まれてよかったよ…」 安堵の溜め息を吐く。 「あはは、そうだね! −−あっ、1年のリレーが始まるみたいだよ。」