「なんで、上にいるの?」
2人はクラスの男子に持ち上げられ、ハチマキを巻き上に乗っていた。
「えっ?
下にいたら乱闘できないじゃん。」
ケロッと言う美穂に
「ははは…」
苦笑いする。
「葵ちゃーーん!!」
視線が合った銀はグラウンドから私に向かって叫ぶ。
−−恥ずかしいから!
「心に勝ってハチマキあげるかんね!!」
恥ずかしがる私をよそに再び叫ぶ銀。
「ハチマキ?」
「葵ちゃんは初めての体育祭で知らないよね?
あのね、騎馬戦に勝った人が巻いてたハチマキを貰うと両思いになるジンクスがあるんだよ!」
目を輝かしながら説明するアッキー。
「バカ銀…」
隣で美穂が呟いた声は小さすぎて聞こえなかった。

