金髪の君*完結




3人に挨拶を交わし、美穂達と雑談をしていると


「葵ちゃーん!!」


お馴染み、飛びつこうとする銀。
そんな銀に


「イテェな、一樹!!」


蹴りをくらわす一樹。


「かずくん、ありがとう。」


心の底からありがたく思う。


「いえいえー。
それより、100メートル走始まるみたいだね。
放送で呼び出されてるよ。」


一樹の言葉に耳を澄まし放送を聞くと


『100メートル走参加の生徒は、テント前に集合してください。』


「ほ、ホントだ!!
じゃぁ、行ってくる!」


美穂達に手を振り、心達見たさで集まった野次馬を掻き分け集合場所に向かう。