金髪の君*完結



「無視されてるってことは、銀くんが何かしたからじゃないの?」


「全くわからん。」



興味がないかのように言う銀に呆れる。



「はぁ…。
もういいよ、早く着替えないと始まるよ。
じゃぁ、先に教室行くね。」



そう言い、銀に背を向け教室に向かう。



「どうすりゃぁいいんだよ。」



背を向け歩く私には銀の声は届かなかった。