金髪の君*完結



銀が呼んだ名前に反応する体。
暴れる心臓を落ち着かせ、銀を蹴った主に振り返る。



振り返った先には機嫌が悪いのか眉間にシワを寄せた心がいた。


心は一瞬だけ私に視線を向け、銀を睨み


「こんなことで盛ってんじゃねーよ。」


と低い声で言う。



「しょうがねーじゃん。
キスしたかったんだし。」



「アホか。」