「あの子達は毎日飽きないのかしら…」 「あの子達…?」 「そう、あの子達」と言い女の子達の群れに視線を向ける。 「いつもは解散するように促すんだけど…今日は高橋さんの自己紹介しないといけないし、他の先生に任せるとして…さて、教室向かいましょう。」 先生は女子生徒の群れを背に歩きだした。 先生を追い掛ける前に、一瞬だけ金髪の主に視線を向けたが、やはり顔は見えなかった。