金髪の君*完結





「う〜ん…。

かずくんと同じ学校ってことはさ…
もしかして…彼も…いるの?

かなぁ〜って…」



そう言いケーキに目線を戻す未来。


未来は私の過去を知っている。
私にとって彼の話はタブーだと知っていて今も遠慮しているのがわかる。



「あ〜、うん。いるよ…。

未来は…かずくんと連絡とってなかったの?」



「−−うん…」



「そっか…ごめんね…」



フォークでケーキを突く未来を見ながら謝る。